ストレージパリティとは、太陽光発電を導入するときに蓄電池を使用するほうが経済的メリットが大きくなる状態のことを指す言葉です。
ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業は、民間企業等による、屋根等を活用した自家消費型の太陽光発電設備や蓄電池の導入を支援するものです。 これにより、太陽光発電設備や蓄電池の価格低減を促進しながら、ストレージパリティの達成、ひいては地域の脱炭素化と防災性の向上を目指します。
地域 | 国内 |
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実施機関 | 国土交通省 |
公募期間 | 一次公募:令和6(2024)年5月中旬 ~ 令和6(2024)年6月中旬 |
補助対象設備 | 【創る】 ・太陽光発電設備(新設) ・太陽光発電設備(既設)※対象外 ・再エネ電力購入 ※対象外 【溜める・使う】 ・蓄電池等(新設) ・蓄電池等(既設)※対象外 ・EV充電スタンド ・EVトラック等 ・エネルギーマネジメントシステム(EMS) ・先進的取り組みに必要な機器類等 ※審査により認められる場合がある※対象外としている設備・取り組みについては、補助対象とはみなされませんが、補助対象事業となる要件は満たします。 |
補助対象事業 | 倉庫事業者、貨物運送事業者、貨物利用運送事業者、トラックターミナル事業者等 その他上記事業者と共同で事業を実施するリース/PPA事業者 |
上限金額・助成額 | 1/2以内 ※上限2億円 |
目次
詳細
補助対象事業の主な要件
物流脱炭素化促進事業の主な要件です。令和5年度の公募要領を参照しています。
- 太陽光モジュールの合計出力が10kW以上であること
- 再エネ電力の購入量は10MWh/年以上であること
- 蓄電池の種類はリチウムイオン、NAS、鉛、ニッケル水素のいずれか
- 単機能型蓄電池はパワコンの導入を条件とする
- EV充電スタンドは物流用車両に充電することを目的とした設備であること
- EVトラック等車両はeキャスター、エルフEV、日野デュトロZEVなど10種が対象
- コンバージョン型車両も対象
- エネルギーマネジメントシステムは電力負荷の平準化機能を搭載していること
- 蓄電池に付属しているものであっても、EMS部分を切り離して1つの要件としてもよい